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ファスト映画|著作権侵害有罪判決

企業法務著作権顧問弁護士

ファスト映画とは、本編を10分などの短時間にまとめたもので、このような動画投稿はネット上に沢山見つけることが出来ます。

ファスト映画は、映画館に足を運ぶ必要もなく手軽に見れるため、動画配信サイトなどでは人気が高いですが、このファスト映画のアップロードは当然に著作権法に反し、違法となります。

アップロードの多くは海外のサーバーを経由し、発信者が誰か特定することが困難な場合もありますが、今回、このようなファスト映画を動画サイトに公開した3人について、仙台地裁で著作権法違反による懲役の有罪判決がなされました。

ファスト映画に対する著作権法違反の有罪判決は全国で初めてのことで、今後、同種事案について、先例が出来たため、捜査機関による厳しい対応がなされるものと思われます。

ネット上には、著作権法について余り良く知らないまま、漫画や小説、イラスト、写真、映画、アニメ、ドラマ、音楽や歌詞など様々な著作権コンテンツを一部の利用であれば問題がないと利用する人が大勢います。

しかし、これらは著作権法に保護された著作物であり、ネット上へ公開することは、基本的に著作権法に違反していると認識をし、例外的に許される場合かどうかという視点から検討する方が正しいスタンスと言えます。

子供が著作権法を知らずに違反してしまうことは理解できますが、大人が配信数を稼ぐためにこれらの行為を行っている場合には、もはや民事の問題ではすまずに刑事事件で逮捕される可能性も覚悟しなければなりません。

著作権の保護は、違法な著作権侵害を得て、近年、法改正がなされ、違法と評価される範囲が明確に拡大しています。

著作権について私的利用だから許されるという感覚は非常に危険です。

著作物の利用や著作権に関するトラブルなどでお悩みの方はお気軽に当弁護士事務所へご相談下さい。

 

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