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妻のとりせつと離婚

男女トラブル離婚

最近、妻のとりせつ、夫のとりせつなどの本が売れています。                              本の内容からは、男性と女性とで、物事の考え方や捉え方が如何に大きな差があるかということが分かります。

離婚の相談案件は、私でも1000件は優に超えているのではないかと思いますが、男性と女性の物事の捉え方や考え方で大きく違い、それが離婚原因になることも容易に理解できます。

全ての男性の共通点というではありませんが、夫に対する妻側からの離婚相談に次のようなものがあります。

〇妻の悩みを話すと、夫が論理的な解決方法を説明する。                            〇妻が夫に何度も悪い点を改善するよう求めても、夫に注意をされた記憶がない。                 〇妻の好意をそのまま受け止め、夫の親族を優先する。

妻が悩みを夫に話した場合、妻は解決方法を知りたいのではなく、夫からの共感を求めています。夫から「可哀そう。」、「大丈夫。」など妻の気持ちに寄り添う感情の共有が必要なのに対し、夫の論理的な解決方法の提示は、いわゆる「論破」に近く、却って妻を傷つけてしまいます。

離婚原因として書かれている妻側の事情を夫側に確認すると、日常生活で妻から何度も注意改善を求められた件について、夫は言われたことがあるかもしれないと、ほとんど記憶に残っていません。これが、原因で夫側からは簡単に復縁可能だと勘違いしやすく、また逆にこれが妻を呆れさせ、早期離婚を求められることになります。これも男女の考え方の違いからくるものの特徴的なものかと思われます。

妻が好意で、毎年、夫の実家へお盆、正月などに家族総出で出かけていても、妻と夫の実父母が仲が良いとは限らず、妻が我慢をして、耐えていることに夫は気づくことがありません。これも夫と妻では見えているものが違うという一つの例です。

男女で、物事の考え方や捉え方は異なることを知っていると、夫婦関係の軋轢は減少しやすくなります。

夫婦関係に違和感のある方もない方も、一度は、とりせつ(取扱説明書)を読んで頂くのも良いかと思います。

少し手遅れで離婚をご検討の方は、お気軽に当事務所へご相談下さい。

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