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クレーマーへの対応方法

企業法務顧問弁護士

最近、市立小学校の校長が、児童の父親から不当な要求を繰り返し受け、現金を脅しとられた事件がありました。

両親は2カ月にわたって昼夜を問わず学校へ来所し、長時間威圧的に話す、電話をかける、、スリッパを投げつける、土下座を強要するなどが頻回にあったとのことです。

学校に非がある場合は、教師や学校に賠償責任が生じることもありますが、この賠償責任を両親が学校に求める場合は、社会的に一般的かつ相当な範囲内の方法や態様に限られます。

上記のような態様の要求行為は、到底一般的かつ相当な範囲内の方法や態様と評価できないため、両親のとった行動は民法上の不法行為に該当するだけでなく、刑法上の威力業務妨害罪、強要罪、脅迫罪など多様な刑事犯罪に該当するものと考えられます。

コロナで現場に負担のかかる病院で、病院の医師や職員などに対し、対応が遅いなど苦情や暴言を繰り返すモンスターペイシェントなども増加しています。

また、企業に対し、購入した商品への苦情について、何度も長時間の電話を繰り返し、対応にあたったコールセンターの従業員をノイローゼに追い込む事案も増えてきています。

これらはいずれも、要求や要望、改善を伝える方法としては、一般人の行う方法と比較し、社会的に相当な範囲を逸脱しており、民法上の不法行為に該当し、要求する側に慰謝料などの賠償責任が発生する可能性が高いです。

また、刑法上の業務妨害罪、強要罪、脅迫罪、傷害罪などに該当する可能性が高いと考えられます。

このような不当な要求を繰り返すクレーマー(モンスターペアレント、モンスターペイシェントなど)には、弁護士へ依頼し、問合先を弁護士事務所に変更する、話し合いに弁護士を同席させるなどで、クレーマーの要求行為は自身の行動が刑法、民法違反に該当する可能性を知ると拡大に減少します。

企業、学校、病院などでのクレーマー問題は、深刻化しているため、そのようなクレーマー問題でお困りの方はお気軽に当事務所へご相談下さい。

当事務所では、悪質なクレーマーの処理対応に長けており、クレーマー問題を迅速に解決することが可能です。

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みずほ綜合法律事務所(札幌弁護士会所属)は、個人や会社に安心と信頼をお届けしてきました。

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