トップページ > ブログ > 発売前の少年ジャンプ画像投稿で逮捕|著作権侵害

ブログ

発売前の少年ジャンプ画像投稿で逮捕|著作権侵害

企業法務著作権

週刊「週刊少年ジャンプ」が、発売前に、漫画ページの画像をインターネットに投稿され、投稿した者が逮捕されました。

この発売前の漫画がインターネット上に違法公開されるのは、「早バレ」と呼ばれており、ネット上に散見されます。

逮捕された者は、漫画をデジタルデータ化し、インターネット上にアップロードしたものです。

違法にアップロードされたのは、漫画「ONE PIECE」や「呪術廻戦」で、複製された画像は、外国語に翻訳された上で、色をつけるなどの加工が行われ、いくつかのサイトやSNSに投稿されていました。

逮捕名は、著作権法違反(公衆送信権の侵害、複製権侵害)容疑で逮捕です。

日本の漫画の著作権は、、10年以上前から、海賊版サイト等への違法アップロードが世界各地で繰り返されています。

取り締まりは強化されていますが、海外のサーバーや配信事業者の利用により、サイト運営者の特定が困難となるほか、手法が巧妙化し、逮捕が難しくなっています。

但し、逮捕されると巨額の損害賠償請求が行われる可能性が強いです。

逮捕された海賊版サイトのいわゆる「漫画村」の運営者は、漫画の画像ファイルを誰でもみられるようにしたとして著作権法違反(公衆送信権の侵害など)と、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)の罪で、懲役3年、罰金1000万円、追徴金約6257万円の判決を言い渡されていました。

そして、これを受けた著作権管理者から、この判決を受け、漫画村が掲載していたコミックスの最大巻数(7万巻以上)やサイトアクセス総数(5億と推計)、実際の作品の販売価格などを元に、損害を算定し、その一部である10億円の民事の賠償賠償を求め、訴訟を提起しました。

これらの海賊版サイトを防止するには、アップロードをする者の抑止だけでなく、海賊版サイトは見ないという受け手側の意識の向上も求められます。

コンテンツ権利者ではない者のアップロード、著作権についてお悩みでしたら、著作権に詳しい当弁護士事務所お気軽にご相談下さい。

「安心」と「信頼」をお客様へ。

みずほ綜合法律事務所(札幌弁護士会所属)は、個人や会社に安心と信頼をお届けしてきました。

20年以上の実績を持つ弁護士が、実績と知識に基づく確かな解決をご提案させて頂きます。

ページの先頭へ