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SOGIハラとは?

コンプライアンス企業法務労働問題

「SOGIハラ」とは、「Sexual Orientation and GenderIdentitiy」の略で「性的指向と性自認」の事を指します。

「SOGIハラスメント」とは、「あの人おかまぽい。」、「ゲイみたい」などと人の性的指向に対し、ハラスメントを行うことです。

昨今問題となっている人の性的指向を暴露するアウンティング被害より広い概念と言えます。

この点、性別変更した看護助手が精神障害を発症したのは「SOGIハラスメント」によるものだとして、茨木労働基準監督署が労災認定していたことが報道で分かりました。

SOGIハラすメントによる労災認定は非常に珍しいものです。

報道によると、事案詳細は、労災認定を受けた看護助手(50)は男性として生まれ、2004年に性同一性障害特例法に基づき性別を女性に変更して2013年から大阪府内の病院で働いましたが、その職場で男性のような名前で呼ばれたり侮辱的な言動がなされていたとのことです。

この職員は、男性から女性に性転換後も男性の名前で呼ばれるなどの言動などにより、人格や人間性を否定され、その結果精神障害になったもので、精神障害になった原因は病院側のパワハラと認定しました。

パワハラとは、職場内における優越的関係を背景を言動であって業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、労働者の職場環境が害するものとされており、上記のような発言も労働者の職場環境を害するものと判断されたものです。

このようなハラスメントは、潜在的にあったものが、LGBTの概念の普及や多様化を肯定する社会の考え方の変化により、潜在化していたものの一部が表面化したものに過ぎません。

大人が子供と同じような揶揄う意識で、このSOGIハラスメントを行う場合、被害者の方は理解されないと自分で苦しんでいる中に慢性的に揶揄を受けることで生まれてきたことに後悔をし、精神疾患になる場合や自殺を図ることも稀ではありません。

自分の大切な人にこのようなSOGIハラスメントを行うかと自問した時に同じ言動をする人はそうはいないでしょうか。

他人の受ける痛みに対する想像力の欠如がもたらす問題です。

このような問題でお悩みの場合は、当弁護士事務所へご相談下さい。

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