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神経心理学的検査の見方

神経心理学的検査の読み方で、症状の重さや内容、等級、介護の要否・程度は異なります!

神経心理学的検査の読み方

交通事故で、高次脳機能障害の症状や兆候が認められた時に、知能や情動に関する症状の程度を図る検査を一般的に神経心理学的検査といいます。

知能検査は、ウェクスラー成人知能検査(WAISーR)、ウェクスラー児童用知能検査(WISC-R)、田中ビネー検査などが比較的、多く用いられます。

ウェクスラー成人知能検査(WAISーR)、ウェクスラー児童用知能検査(WISC-R)は、脳の知能指数を調べることが出来る他に、言語性検査(VIQ)、動作性検査(PIQ)やその下位検査から、脳のどの分野の知能が他の分野より劣っているかを調べるのに有用な検査です。

田中ビネー検査は、知能指数を検査できると共に、脳の発達の程度が、同年代と比較し、どの程度、遅れているかを調査するのに有用です。

この2つの検査を比較しながら、考察すると、田中ビネー検査からは、標準の人と比較し、どの程度の知能発達の遅れがあるかを把握し、ウェクスラー検査からは、そのような遅れている知能分野のうち、特に遅れている分野が何処かを知ることが出来ます。

神経心理学的検査については、一般的に病院で任意に行われるものですが、検査者がどのような組み合わせてで、どの程度、行うか、その検査を下位検査まで含めてどのように解釈するかで、高次脳機能障害の知能障害に関する評価が変わります。

この神経心理学的検査の読み方は、脳画像の読み方とも異なり、専門的知識が必要で、交通事故の場合に治療の場合に医師は、高次脳機能障害の患者の治療目的でこれを読むため、交通事故の被害の立証に必要な知能障害の程度、情動障害の程度、看視(監視)介護の必要性の有無や程度についてのためみではないため、この視点で読むためには、これらの専門知識を有する弁護士でなければ適切な考察を加えることが出来ません。

神経心理学的検査の読み方、患者の症状、各検査の整合性を分析することで、高次脳機能障害の知能障害の程度や、脳の発達障害の程度、介護の必要性の要否、必要な介護内容が分かるため、医師より詳しい考察が必要な場合もあります。

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