トップページ > ブログ > ネット上の無料動画・画像などの利用は要注意!

ブログ

ネット上の無料動画・画像などの利用は要注意!

企業法務著作権著作権顧問弁護士

インターネット上で「無料、ソフト」、「無料、音楽」、「無料、映像」、「無料、画像」などの検索を行い、検索結果で無料であることから、利用する方はいるのではないでしょうか。

これは問題なく大丈夫な場合もありますが、違法な請求を受けたり、他人の権利を侵害したものが違法に提供されている場合もあり、なかには後で代金や賠償金の支払いをしなければならない場合もあるのでご注意下さい。

ソフト、音楽、映像、画像などについては全てこれを作成した著作権者がおり、著作権者の同意なく、これを使用することは禁止されています。当然に著作権者の同意なく、これらの著作物を使用した場合には著作権者に対し、賠償義務を負うことになります。しかし、そのような違法サイトは、多くの音楽、映像、画像などについて著作権フリーの記載をしていますが、その根拠は特に書いておらず、逆に一見してその量や内容からして明らかに不自然なサイトも多くあります。

そのような違法サイトで取得した音楽、映像、画像が無料で自由利用できると勘違いして、自宅内でこれらを私的に利用する場合は著作権法上合法な範囲内ですので問題は生じません。しかし、これらの無料音楽、無料映像、無料画像などを仕事で利用した場合には、正当な著作権者から損害賠償請求を受ける可能性は常に残ります。仮にこれを誤って、大々的に利用した場合にその際に発生する賠償金額は驚くほど高額になる可能性があります。

また、それが公的機関など信用を重視する事業であれば、そのことによる金銭損害だけでなく社会的信用を失う損害の方が大きくなるかもしれません。最近、自治体においてもこのような違法サイトでの画像を広報誌に載せ、賠償請求を受けるケースが出ています。 

対策として言えるのは、やはりこれらのサイトの著作物を営利(わかり易く表現すると「仕事用」)で用いるのは避けて下さいということになります。

確かに無料サイトのなかに安全ななものはありますが、転ばぬ先の杖と考えた方が良いでしょう。

このような著作権問題で賠償を受けた、賠償を請求したいとの相談がありましたら、お気軽に当事務所へご相談下さい。

「安心」と「信頼」をお客様へ。

みずほ綜合法律事務所(札幌弁護士会所属)は、個人や会社に安心と信頼をお届けしてきました。

20年以上の実績を持つ弁護士が、実績と知識に基づく確かな解決をご提案させて頂きます。

ページの先頭へ